この度、小森有芙子前会長より会長職を引き継ぎ、11代目会長に就任いたしました野間義史(のまよしふみ)です。今年で宮崎県医療ソーシャルワーカー協会は60周年を迎えます。歴代の会長が積み上げてこられたことを大切にしながら、理事の皆さんと共に協会活動を盛り上げていきたいと思います。
世界を震撼させ続けてきた新型コロナウイルス感染症は5類へ移行したものの医療・介護・福祉の現場は未だに感染対策を講じながら支援が続いております。今年に入り、大規模な地震も発生し不安を抱えながら生活されている方々の支援が続いています。私たちソーシャルワーカーは「生活」に視点を置き、支援を行う役割を担っており、感染症や自然災害など有事の際、その重要性はとても大きいと感じました。
ソーシャルワーカーの力を様々な分野や領域で発揮するためには平時から会員同士が繋がっていることが大切であると考えます。私は当協会の理事就任後、主に教育研修部として長く携わってきました。会員減少や組織力の低下が見られる現状の中、会員同士の交流や資質向上に寄与できるようオンラインを活用しながら研修を企画してきました。一方で、集合形式の研修を企画した際、会員同士の対面での交流が自然と生まれ、私たちソーシャルワーカーが学ぶ場や励まし合う場の確保はとても重要と感じました。
本年度も当協会活動をさらに推進するとともに、対人援助を基盤とする他団体とも連携・調整し、横断的・包括的な活動も実施し、医療ソーシャルワーカーの認知度・価値を高められるようなソーシャルアクションを積極的に行っていきたいと思います。
今後とも、皆様のご支援、ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。