ご 挨 拶
第57回九州医療ソーシャルワーカー研修会みやざき大会
大 会 長 黒 木 教 裕
(宮崎県医療ソーシャルワーカー協会会長)
医療ソーシャルワーカーの皆様におかれましては、益々のご活躍のこととお喜び申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの日常生活を始め、政治、経済、文化、スポーツ、医療、福祉、あらゆる分野に甚大な影響を与え、社会の激変を経験してきました。この一年半は、何度も寄せては引く新型コロナウイルス感染の波への対応に、職場や家庭で苦慮されてきたことと存じます。
特に、新しい生活様式に取り組む中、ソーシャルワークに携わり、感染防止対策と感染のリスクへの緊張感の中で業務を遂行し、社会的使命を第一に尽力されている皆様に、心から敬意を表します。一日も早い終息を願う次第です。
さて、九州医療ソーシャルワーカー研修会みやざき大会を開催するのは、2013年以来8年ぶりです。本来であれば、2020年東京オリンピックイヤーに開催予定でしたが、新型コロナウイルスの蔓延により一旦は無期延期を余儀なくされました。しかし、九州医療ソーシャルワーカー協議会の協力のもと、2021年再び宮崎県で開催する機会を得て、多くの関係者の方のご尽力でここに開催できますことを感謝申し上げます。
大会テーマは「Withコロナ時代に考えるソーシャルワークの力と可能性 ~ひなたの地から新たなチャレンジ~」です。各県がファシリテ―ターを担うグループワーク、各県及び協会のアピールや九州医療ソーシャルワーカー研修会のあゆみを大会誌に掲載などと、新たな企画にチャレンジしました。みやざき大会実行委員一同、Withコロナ禍だからこそ開催する意義や新たなソーシャルワークの社会課題を創造し、更なる共感が得られる機会になればと考えています。
これまで、九州の先人たちが築きあげた歴史と団結力を絶やすことなく、未来に繋がる大会となるよう、医療ソーシャルワーカーの発展と会員相互の親睦が、一層進むことを祈念して開催の挨拶と致します。